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プログレッシヴ・ヘヴィ・メタル』by Atatata-METAL

第一回・RUSH Meets METALLICA~プログレメタルの誕生①

1985年バークリー音楽学校でジョン・ペトルーシ(gr)、ジョン・マイアング(bs)、マイク・ポートノイ(dr)の3人がバンドを結成する。そこにペトルーシとマイアングの高校時代の友人でありフレドニア音楽学校の生徒であったケヴィン・ムーア(Ky)が加入。翌1986年クリス・コリンズ(vo)が参加して5人体制の「マジェスティ」が結成される。
ラッシュを思わせるバークリー出身の3人の曲と当時米国で流行っていたメタリカに影響されたポートノイのスラッシュを感じさせるドラム、EL&Pやイエスを彷彿とさせるムーアのキーボード、インギーのフレーズをそのまま弾くペトルーシ、スタンリー・ジョーダンの影響を受けるマイアング、これらの要素が全て出ている自主製作アルバムを制作するが直後にVoが脱退。だが1987年に初代Voチャーリー・ドミニシをオーディションから獲得する。
ドミニシは何かにつけて高音が弱いとか不安定とか言われるけどあたたたはそんなに悪く思ってないYO・・・確かに不安定だけどねw

Majesty / A fortune in lies(No.1 in 1st Album)
https://youtu.be/qbrPXoPgWlQ


第一回・RUSH Meets METALLICA~プログレメタルの誕生➁

1988年MCAレーベルから「DREAM THEATER」が誕生する。
2曲目ステイタス・シーカーにはラッシュの元プロデューサーであるテリー・ブラウンを起用。DREAM THEATERの方向性は1stからハッキリしていた。
Dream Theater / Status Seeker~Only a Matter of Time (No.2&Last in 1st Album)
https://youtu.be/QxtKFvqFrdE

この1st、自主プロデュースだが、バンドメンバー以外にもう1人後にパンテラやスリップノットを手掛けたテリー・デイトを音作りに迎えている。その効果はインストの名曲「THE YTSE JAM」の中低音の太いギター音やバスドラの強いアタック音によく表れている。
Dream Theater / THE YTSE JAM(No.3 in 1st Album)
https://youtu.be/AywrwUFkYWE


第一回・RUSH Meets METALLICA~プログレメタルの誕生➂

1st「When Dream and Day Unite」より

ギターとキーボードの音が1つになるユニゾンプレイが圧巻。
あたたたが1stで一番好きな曲です。
Dream Theater / The Killing Hand(No.4)
https://youtu.be/ZIQ-L-OL6jI

1stで一番らしく演奏している曲であり、一番Voが残念に聞こえる曲w
Dream Theater / Light Fuse and Get Away(No.5)
https://youtu.be/yEm1XjZORxg

割とスピーディで割とカッコよく、割とテクニカル・・・なので佳曲
Dream Theater / Afterlife(No.6)
https://youtu.be/QewcztyN-TA

SEも入っていて、まるで映画のBGM・・・かと思うと展開、また展開
90年代のMTVを意識したかのような音作り。
一方でポートノイのドラムがラッシュを思い起させて
プログレの新旧を感じさせる
Dream Theater / The Ones Who Help to Set the Sun
https://youtu.be/Guf3-gbC2J8


第二回・Technicians,to major~名盤の誕生とプログレメタルのジャンル化①

1989年にデビューしたDream Theaterだったが
Albumの評判はよかったもののレーベルがマイナーだったせいか売れず
その年になんとVoチャーリー・ドミニシを解雇。
起死回生を狙ったバンドはレーベルを脱退する。
そして1991年にロックバンド、ウィンター・ローズのVoで
カナダ出身のケヴィン・ジェイムズ・ラブリエをオーディションで迎え入れる。
ここに名盤誕生のメンバーが揃う。
翌1992年アトランティックレコードのサブレーベル「ATCO」へ移籍し
いよいよ2nd Album「Images & Words」を発表することになる。
メジャーレーベルへの移籍と安定したVoが功を奏し、
実力と相まって大成功を収めることになった。

実はこの前の年にブラックアルバムが出たのですが
そこからメタルの暗黒時代に突入したのです。
本当はネヴァーマインドが原因ですけどね・・・あたたた買いましたけどw
でもあたたたはこの「Images & Words」でどんだけ救われたことか。
確か学生でしたけどね。

AlbumのタイトルはWords(作詞)とImages(作曲)という意味。
その為か、意外にもこのAlbumにはインスト曲がないのです。
非常にシンプルで分かりやすい構成と手堅い作りになっていて
8曲のアレンジを3つに分けて制作しています。
その3パターンに分けて曲を紹介していきましょう。

<Metalic(ヘヴィメタル)>
まずは言わずもがな、今も人気が高いDream Thaterの看板曲。
Dream Theater / Pull Me Under(No.1 in 2nd Album)
https://youtu.be/mipc-JxrhRk

次はプログレ的疾走曲。他の曲と比べシンプルな方だが、Voが頑張ってます。
Dream Theater / Under A Glass Moon(No.6 in 2nd Album)
https://youtu.be/DwFgzA7SxFQ


第二回・Technicians,to major~名盤の誕生とプログレメタルのジャンル化➁

お次は一般に人気となったといわれているキャッチーな曲達!
<Melodic(ポップorバラード)>
1stと2ndはシンプルでキャッチーな曲があるかないかが大きな違いです。
売れる要因となったひとつである代表的な名バラード
スパイロ・ジャイラのジェイ・ベッケンスタインによるサックスも素晴らしい。
Dream Theater / Another Day (No.2 in 2nd Album)
https://youtu.be/LYtiDCXLAcQ

プログレを明るいポップスと融合するとこうなる。
ラブリエがいなければ成り立たない曲。
Dream Theater / Surrounded(No.4 in 2nd Album)
https://youtu.be/6mJmJ6PpGzI

非常にやさしいバラード。ケヴィンのピアノに癒される。
Dream Theater / Wait For Sleep(No.7 in 2nd Album)
https://youtu.be/JXb8LiOg47s


第二回・Technicians,to major~名盤の誕生とプログレメタルのジャンル化➂

2nd「Images and Words」より

最後はDream Theaterである所以
<Epic(プログレッシブ)>
プログレの初心者向け楽曲であり、あたたたが2ndで一番好きな曲です。
曲が8分超と長いワリにキャッチーで聴きやすく、それでいて変調します。
Dream Theater / Take the Time(No.3 in 2nd Album)
https://youtu.be/XvUzTheN-J0

メトロポリスシリーズの第一弾。本格的なテクニック系プログレナンバー。
構成をクラシック的にしていますが、ジャズのエッセンスがそこかしこにあります。
Dream Theater / Metropolis,Pt.I:The Miracle and the Sleeper(No.5 in 2nd Album)
https://youtu.be/FsDjr4iJBiA

2ndのLastを飾る大作。ヘヴィでもテクニック系でもないが純粋なプログレ。
途中、終わったかと思うとそこからドラマチックに展開する。
最後にこの曲があるからこそ本当の名盤なのでしょう。
Dream Theater / Learning to Live(No.8 in 2nd Album)
https://youtu.be/n5c9A9wREP8